小平の農産物はピカイチ!
JAむさしの販売所は2016年にリニューアルしオープンし、売り上げが2倍になったそうです。以前のツウ好みの感じも良かったですが、今は明るく開放的な感じで品物も見やすくさらに良い感じです。
JAの売り場ではそれぞれの農産物に生産者の名前が貼ってあって、トレーサービリティーもフードマイレージ的にも文句なしです。イチゴやトマトが畑で完熟していておいしさ抜群なのは言うまでもありませんが、私が足しげく通って発見したのは、小平のお芋はとってもおいしいということ。秋のサトイモも絶品ですが、ジャガイモもこれまた素晴らしいのです。生産者や採れる時期によって種類が違っていたり味が違っていたりするので、いろいろ試してみるのも楽しいです。昨年出会ったお気に入りのジャガイモは今年もやっぱりおいしかったです。
小平市の農業の特徴は、多くの品種を少しずつ作って地域の人が買って食べるということだそうです。また、学校給食での地場産農産物利用が28%と多いのも特徴です。25%の目標をクリアし、今は30%を目指しています。
小平市の農家は現在約350件。農地は200ha弱、年に約4~5haずつ減少しています。2022年には生産緑地の買取申出が可能になる農地が大量に発生するため、さらなる農地の減少が予想されています。
都市農業振興基本計画では都市農業を守っていくためにさまざまなことが計画されています。先ほどの生産緑地の買取申出に対応するために10年の特例措置を設けたり、面積要件が緩和されたりしましたが決め手に欠けている感は否めません。農業者や自治体として農地の賃貸借ができるようにと強く要望しているところです。
小平市は都心から電車で約30分の場所にありながら農地が点在し、私たちは軒先販売やJAで新鮮でおいしい農作物を買うことができます。学校との連携も良くとれていて、子どもたちは身近なところで野菜が育つところを見て、家庭や給食でそれを食べて育っています。
就農したいと思う若者が少なからずいることや、新しい農業の形である体験農園を経営することは、農業の農産物を生産する以外の新しい価値・ニーズが見出されてきたということだと思います。また福祉との連携や就労の場としての農業も期待を集めています。
今後、農家が農業を続け、農地が維持できるようにそれぞれの立場から働きかけることが必須だと思います。高齢化が進み、買い物が困難で農産物の直売所やJAに行かれない人のために、以前から農家が個人的に行っている移動販売をさらに推進し、仕組みとしてできないかなども今後の課題として検討していきたいと思っています。
私は議会を通じて農業・農地の維持を働きかけ、消費者として小平の農作物を買って食べて、しっかり支えていきたいと思っています。