議会報告会って何だ?

一緒に参加した生活者ネットワークの仲間と

 7月25日「市民と議員の条例づくり交流会議」が開催され、九州から北海道まで日本全国から参加者が集まりました。(市民42名議員66名計108名)。基調講演のあと、3つの分科会に分かれてディスカッションを行いましたが、わたしは『議会報告会って何だ?』に参加しました。
 最初は「議員がつるしあげられる場になっている気がする」「市民のガス抜きの場になっていないか」など愚痴から始まった話し合いですが、成功例、失敗例、参加した報告会の感想など出し合ううちに、どうやったらもっと活発に市民と意見交換ができるかなど前向きな意見も出始めました。そして最後は参加者が少なかったり、厳しいことを言われ辛いことがあったりするけれど、せっかく始めた議会報告会をやめるのは絶対ダメ!という意見でまとまりました。

分科会でのワークショップの様子

 7月11日には小平でも、改選後初めての議会報告会があり、2つの会場で合わせて100人近くの方たちの参加がありました。小平市議会基本条例の前文には「・・議会は二元代表制の下、直接選挙によって選ばれた議員による市の最高意思決定機関として、市民の生活向上と福祉の充実のため、市民の負託に応える役割と責務を担っている。・・市民との情報共有を図りながら市民参加を進め、市制の執行を監視し、市民本位の政策立案や政策提言を積極的に行っていかなければならない・・主権は市民にある・・」とあり、また第6条には「議会は、市政の諸課題に柔軟に対処するため、市政全般にわたって、議員及び市民が自由に情報及び意見を交換する議会報告会を毎年2回以上、行うものとする。」と明記されています。
 私は議員になるまで、議会報告会が去年までは実施されていなかったことも、それを行う意味もよくわかっていませんでした。議会に入り実際に議会報告会を経験し初めて、これを議員個人や会派ではなく、小平市議会全体で行うことに意味があること、議会報告会が市民と共に住民自治を目指すための大切な意見交換の場であることがわかりました。

 今回参加した条例づくり交流会議での学びを踏まえ、市民にとっても市議会にとってもどんな議会報告会が望ましいのか、充分に考え、試行しながら、継続していきたいと思いました。