これまでの4年間とこれからの4年間

市議会議員として2015年に当選してからの4年間で、さまざまな活動に全力で取り組んできたこと、そして2期目にやりたいと思うことです。

■市民の声に耳を傾け、制度を学んで解決につなげるため動いた4年間

まずはともかく、行政への提案を行うために法律や制度についてとことん学んだということ。自分が所属しない委員会もできる限り傍聴し、市の事業がどのように動いているのか把握するように努めました。

ふたつめとしては、市民の皆さんの声を聞くことに力を注いだこと。高齢者施策、保育園の問題、空き家のことや災害対策など生の声を聞き取り、市や関係部署とつないだり、議会の中で質問して問題解決に向けて行動してきました。

食の安全や脱原発、沖縄問題への取組み

また、国や都に対して意見書を出すことにも挑戦しました。種子法の廃止に関する意見書や、脱原発の立場から電源開示を求める意見書を出し、提出者代表として付託された委員会での審査を受けました。どちらも全会一致で可決したのでとても良かったと思っています。

沖縄の辺野古新基地工事の即時中止を求める請願や筋痛性脳脊髄炎という体が動かしづらく日常生活に支障がある病気の研究や支援を求める請願は、市民の方から声掛けいただき、いっしょに請願文を考えたり、提出前に打ち合わせるなど会派の先輩議員と一緒に頑張りました。議員は市民と共に動いてこそ、市民の「代理」としての役割が旗説と実感しています。

■子ども食堂とのかかわりと子どもの貧困対策

さらに、3つめとしては「あったらいいな」の声と「やりたい!」の声をマッチングすることもやりました。ひとつには子ども食堂のこと。役所の子ども施策の担当部は、最初は子ども食堂についての認識がなかったようでしたが、3年ほど活動を進めるうちに子ども・若者計画で重点施策に入っていたので、取り組んだことの成果が出たと思いました。

活動を見守る中で、子どもの貧困対策の必要性はもちろん、原因の多様性(なぜその状態になっているか:親がうつ状態であるとか精神疾患があるなど)必要な支援は多岐にわたることもわかり、議員としての自分の動きが広がりました。

現在では、市内にあるいくつかの子ども食堂をつなぐ協議会が立ち上げられており、子ども食堂のメンバーからの提案で一般質問につなぎ、市で行うリサイクルキャラバンなどで集められた未利用食品を市内の団体に提供する仕組みができたことは、本当に大きな成果でした。

■2期目につなげてやりたいこと①公共施設マネジメントの市民参加と情報公開

今後やりたいことは大きく3つあります。

1つめは公共施設マネジメントの取り組み。少子高齢化による人口減少と税収の減少を見据えて取り組む公共施設マネジメント(公マネ)が小平市でもすすめられています。公マネを行うときに、計画段階から市民が参加すること、充分に話し合う場の設定を引き続き求めていきます。 公マネをすすめるにあたっては人口動態や税収の推計などの情報をしっかりと公開し、様々な年齢層、立場から意見を聞き、市民が納得する進め方をすることが大切です。市政に関する若者の意見を聞くためにSNSを使った電子会議やアンケートを提案します。さらに、新しい公共施設には設計の段階から省エネ・太陽光などによる創エネを取り入れることをすすめます。

まちづくりの問題として緑をどう守っていくかや空き家をどうしていくかについてもしっかり取り組んでいきます。

■2期目につなげてやりたいこと②ひとりにしない子育て・介護

2つめ子育て・介護では、引き続き、子育てや介護は社会の仕事として、生活者の目線を活かした提案をしていきます。子ども・子育ての件では保育の質を担保することを含め、小平の子どもたちがのびのびすくすく育てるように、子どもの権利を保障する子どもの権利条例の策定に力を注ぎたい。

介護の問題については、介護する家族を支援するためにケアラー(介護家族)支援条例の策定に力を尽くしていきます。

■2期目につなげてやりたいこと③就労支援

3つめは就労支援です。

女性の再就職や、ブランクのある若者、障がいのある人に向けて、市内、近隣市の中小企業(人手不足)とのマッチングなど、就労支援を提案していきます。

この4年間の経験をもとにフットワーク軽くそして丁寧に仕事をしていきます。